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読み替えられた日本神話 [書評]

日本神話についてほとんど知らなかったので、結構楽しく読め
ました。イザナギ・イザナミ、アマテラス、スサノオなど、聞いた事が
あるようでないようなお話がたくさん出てきました。しかし、日本神話は
登場人物(神様?)が多すぎて、アマテラスとスサノオ以外の神々が
どんな関係で何をしたのかさっぱり分かりませんでした。

ちょうどこれを読んでいる時にNHKの「その時歴史が動いた」で古事記を
取上げていて、古事記編纂の中に日本の言葉を統一するという目的が
あったのではないかと言っていました。確かに本書でも、日本書紀を解読
する際のサブテキストとして古事記がよく使われたと書かれていましたが、
それはまさに日本の言葉の教科書だということだったのかなと思いました。

といろいろ書きましたが、結局この本7割くらいまで読んで挫折しました。
平安時代から中世、江戸時代を経て、明治時代まで来たのですが、
明治時代になったら途端に面白くなくなってしまいました。

伊勢神宮、出雲大社はちょっと行ってみたくなりました。


読み替えられた日本神話 (講談社現代新書)

読み替えられた日本神話 (講談社現代新書)

  • 作者: 斎藤 英喜
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/12/19
  • メディア: 新書



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クルマの渋滞 アリの行列 [書評]

渋滞についてのお話。
意外に面白かったです。
クルマや人、アリの行列について挙げて、その中でも何故
クルマだけが渋滞するのか、数学的なモデルに基づき説明
されていて、とても分かりやすかったです。
「セルオートマトン法」というモデルによりクルマの渋滞が発生する
メカニズムを解き明かしていくところとか面白かったです。
著者が渋滞と考える状態と実際の高速道路が渋滞と表示する
状態には実はズレがあり、実際に高速道路が渋滞している状態は
著者の考える渋滞よりもだいぶ渋滞が進んだ状態だそうです。

そのような1次元の渋滞の仕組みを2次元に発展させ、災害時に
建物の中にいる人が建物から全員退去するのにもっとも良いモデルは
何かという話も載っていました。

だいぶ端折ってしまいますが、最後の方で著者が触れていた「創発」と
いう概念はとても興味深い、というか参考になる考え方でした。
創発、とは、アリや粘菌などある簡単なルールに基づき行動する固体が
全体として意識があるかのように振舞う事を意味する言葉だそうですが、
あー、これって会社とかの組織にも発展させられる概念だなー、と思いました。

そんな創発の話から、人が歩くときのマナー(歩きタバコ、傘の持ち方、リュックの
扱い)などにも話が発展して、最後まで楽しく読めました。

なんというか、難しいことを理論立てて説明するのってすごいなー、と思った次第です。


クルマの渋滞 アリの行列 -渋滞学が教える「混雑」の真相- (知りたい!サイエンス (011))

クルマの渋滞 アリの行列 -渋滞学が教える「混雑」の真相- (知りたい!サイエンス (011))

  • 作者: 西成 活裕
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2007/06/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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ビオテルム オム ラインピール その2 [スキンケア]

アメリカのAmazonで購入したビオテルム オム ラインピールが
先日届きました。3/21に購入して3/29に着いたので結構早かった
です。1$=100円前後の時にかったので、売値$35+送料で、
5700円くらいで買えました。安すぎたのか、すぐに売れてしまったようで
あれ以来ずっと在庫なし状態が続いています。3/22に3つまとめ買いを
試みましたが、その時点で手続きはできたのですが、次の日に「在庫が
なくなりました」とのお詫びメールが来ました。

http://www.amazon.com/Biotherm-Anti-Rides-Anti-Wrinkle-Smoothing-1-69oz/dp/B000SKZP1G/ref=rsl_mainw_dpl?ie=UTF8&m=A3JHT1U3QMO9EG

基本的に海外のサイトから買えるのは本とCD/DVDぐらいだと思って
いたので、化粧品が買えたのにはびっくりしました。以前、メラトニンという
サプリを買おうと思ってネットで調べた時は、米国内のみしか発送しませんと
書いてありましたし、外国製の三輪車を探してイギリスのサイトで購入の
手続きをしたら、手続きは完了しましたが次の日に「日本には送れません」
と断られた事がありましたので。

Amazonで購入しましたが、お店のほんとのWebサイトはこっちみたいですね。
http://www.beautifulperfume.com/3367729025934.html
。。。値上がりしてる。。。
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即戦力の磨き方 [書評]

(仕事が)できる人間になるには3つの力、「語学力」、
「財務力」、「問題解決力」と、それに加えて、「ディスカッション
能力」が必要だそうです。それらを身に着けたプロフェッショナル
こそが21世紀に必要とされる人材だそうです。

確かにそれだけの能力があればいろんな所で通用しそうな気が
します。でも、読んでみて思ったのは、この著者(大前研一)が
対象としている読者に自分はあんまり当てはまらないなー、
という事です。たぶん、対象としているのは大企業の役員に
なりたいとか、ベンチャーを起業したいとかそういう人で、それで
沢山の給料をもらって裕福な暮らしをしたいような人なのかなと
思いました。

自分は技術者ですので、問題を解決することがすなわち仕事というか、
まあ基本的にそういう事が好きなのですが、、、この本に書かれている
3つの力は、どうも、しっくり来ないというか。。。
今の自分に欠けているのは問題解決能力ではなくて、解決すべき問題を
見い出す能力のような気がしてならないです。まあ、見い出したところで解決
できないと意味ないですけど。

でも、著者(大前先生)はすごく勉強熱心な人だという事を知って、
その部分は真似したいなと思いました。この人のコラムや記事を
日経のWebページでよく読むのですが、その背景にはそういう努力が
あってこそなんだなーと知って、今までと大前先生の記事を読む視点が
変わりました。


即戦力の磨き方 (PHPビジネス新書)

即戦力の磨き方 (PHPビジネス新書)

  • 作者: 大前 研一
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 新書



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戦国時代の大誤解 [書評]

学校で習った事とか歴史マンガとかで知ったことがどうやら
全然違うらしいということがたくさん書いてありました。著者の
方がおっしゃるにはNHKの大河で取り上げられた事の全てが
史実に基づいて描かれている訳ではないと言う事を知って
ほしいとのことでした。
この本を信じるか、従来からの説を信じるかは個人の自由だと
思いますが、、、以下、いくつか取り上げられてたものです。

桶狭間の戦い
×京を目指した今川義元を
→今川義元が京を目指した史実がない
×桶狭間で織田信長が奇襲して
→奇襲したという史実がない
○勝った
正しくは義元と信長の国境紛争で偶然信長が攻め入ったところに
義元本人が居てやっつけてしまったようす。

・長篠の戦い
×武田の騎馬隊を
→武田も含め戦国時代に騎馬隊はなかった
×信長の訓練された3列の鉄砲隊が
→火縄銃をそんなに近接して使うのは危険
そもそも鉄砲は武田も鉄砲隊くらい持っていた
○勝った
ただしくは信長・家康軍の陣地に小勢の武田軍が攻め入ったが撤退

・川中島の一騎打ち
×武田信玄と上杉謙信が剣を交えた
→この時代、大将が最前線に出て戦う事はありえない
そもそもそんな史実はない
どうやら謙信が誰かと剣を交えたらしい事はあるかもしれないとのこと

・山内一豊
奥さん(「功名が辻」の主人公)の名前は実はまだ不明

とか、こういう話がたくさん出てました。


戦国時代の大誤解 (PHP新書 446)

戦国時代の大誤解 (PHP新書 446)

  • 作者: 鈴木 眞哉
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 新書



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