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国家権力の反乱 [書評]

グレーゾーン金利の廃止、過払い金返還請求の2つがいかに
間違えているかが書かれている本です。

グレーゾーン金利って、最近マスコミとかでも取り上げられていましたが、
この本を読むまでは違法だとばっかり思っていました。実際には全く
違法性がなく、それも過去に国会答弁で合法と認められていたものだそうです。

また過払い金返還請求も、本来であれば請求できるはずのない金利の
返還請求で、今までは法律で許されていた金利が新貸金業法で禁止と
なったから、過去に遡って禁止となった金利分が無効だから返せという
議論です。こんな話、他では聞いたこと無いです。
これもこの本で書かれなければ、何が間違っているか知らずに一生を過ごして
しまったかも。

著者が言っているのは、多重債務者を救う為にグレーゾーン金利を
廃止しても全くの無駄で、多重債務をする人は金利がどうであれ
多重債務する(ATMでお金を借りて、その足でパチンコ屋に直行する
ような人々)人たちで、そうでない人たちにとってグレーゾーン金利の
廃止は利益にならないということでした。結局、このグレーゾーン金利
廃止により不利益を被る消費者金融業界がどんどん市場から撤退し
最終的にお金を貸してくれるところがなくなるのを危惧していました。

そもそも、新しい貸金業法で上限金利20%と決まりましたが、欧米では
最低でも30%、カナダは60%、イギリスにいたっては上限なしだそうです。
その金利差から考えて、如何に日本の法律が異質かわかると思います。

日本って変な国。。。


国家権力の反乱―新貸金業法は闇金を利するだけではないか

国家権力の反乱―新貸金業法は闇金を利するだけではないか

  • 作者: 小林 節
  • 出版社/メーカー: 日新報道
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本



タグ:貸金業法
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恐竜はなぜ鳥に進化したのか [書評]

恐竜はなぜ鳥に進化したかを最近明らかになってきた地球規模の
酸素濃度の変化から解明していくというアプローチの本でした。

分厚くて字が小さめで最初ちらっと中を見た時、全部読むの苦痛かなーと
心配になったのですが、読み始めてみると面白くて一気に読んでしまい
ました。通勤の行き帰りしか読めないので2週間位かかりましたが。。。

何よりびっくりしたのは、タイトルに「恐竜」を冠しているにも関わらず、恐竜が
本格的に取り上げられるのは全11章中の7章目からなのです。生命の
進化の歴史を6億年前から現在に向かって、それぞれの時期の酸素濃度と
の関係を明らかにしながらたどっていく構成だったので、まあ、確かに恐竜が
出てくるのは最近の事だよなー、と今更納得してたりもします。

色々面白くって、書きたいことが沢山なのですが、6億年前から遡るのは
大変なので、おおざっぱに。

酸素濃度の減少は大きく分けて古生代中期、中生代初期に起こった
ようです。

酸素濃度の減少によって生まれた動物の種類っていくつかあるみたい
ですが、古生代に生まれた動物としてはイカの仲間が挙げられるようです。
全然知らなかったのですが、イカって魚が住めないような低酸素の海でも
生きていけるんだそうです。

これに続くのが気嚢システムを持つ恐竜&鳥で鳥の酸素使用効率は平地で
哺乳類より33%増しだそうです。ですので低酸素時代の中生代に恐竜が
栄えたのは必然だったみたいですね。でもよくよく読んでみると、全ての恐竜が
気嚢システムを持っていたわけではないようで、ある種類の恐竜は酸素濃度が
増えてきてから一気に繁栄したようです。この辺り、NHKスペシャル「恐竜vs哺乳類」で
説明されていたよりも詳しく書かれていました。

その恐竜&鳥が進化したのと同じ頃に進化した、胎盤による胎生を行う
哺乳類も低酸素の中で子孫を残す為に生まれたそうです。
低酸素の世界では卵で産み落として外気にさらすよりも胎盤で酸素を胎児に
送った方が効率がよいみたいです。
鳥は硬い殻を持つ卵を産みますが、硬い殻の卵は酸素をあまり効率よく通さない
そうです。実はこれ、低酸素の時代ではなく、酸素濃度が上がってきてから進化
したから、このような方法になっているようです。

そう考えると、また低酸素の時代が来たら親鳥は生きていけても卵が孵らないかも
と不安になったりします。

酸素を中心に考えるってちょっと新鮮だなーと思いました。


恐竜はなぜ鳥に進化したのか―絶滅も進化も酸素濃度が決めた

恐竜はなぜ鳥に進化したのか―絶滅も進化も酸素濃度が決めた

  • 作者: ピーター D.ウォード
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本



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頭痛のタネは新入社員 [書評]

就職超氷河期前に入社した社員がここ数年の新入社員を
どう扱っていいのか困ってしまっている話への解を与えて
くれる本です。

結論から言うと、「自分(会社)の考えを押し付けずに若者の
話を良く聞け」というところにまとまるのではないかと。
昔からそうですよね。たぶん。
でも、自分も今でもそうできてないかもって思います。
なんか会社に長いこといると、それを当たり前の事だと思って
新人に押し付けちゃったりしちゃいますよね。それって柔軟性に
欠けるっていうか頭が固くなってるっていうか。。。

と、今の自分を見つめ直すきっかけになる本でした。

とか言いながら、こんな適当な感想で良いのかと、
著者の方に何か悪い気がしてしまう適当さでした。。。


頭痛のタネは新入社員 (新潮新書 264)

頭痛のタネは新入社員 (新潮新書 264)

  • 作者: 前川 孝雄
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 新書



道路の決着 その2 [書評]

後半の感想です。
とかいいながら、読んでからだいぶ経ったのでもう
内容はおぼろげにしか憶えていません。
ごめんなさい、猪瀬さん。。。

色々あって、骨抜きになった民営化の原案を猪瀬さんが
小泉首相や大臣、議員などに働きかけて、国民の為に
できる限りの結果を出そうと頑張ってくれた話が書いて
ありました。

この中で一番印象に残ったのは、「マスコミの言う事は
必ずしも正しくない」という事です。基本的にマスコミは
官庁の発表資料に踊らされて、それを宣伝するだけで
結局役人のみなさまのいいように使われているという事を
猪瀬さんは書かれていました。

話は変わってしまいますが、今回の総選挙で民主党が出している
案も「財源が不明。ただのバラマキ」とマスコミは記事にしていますが、
これも実は役人のみなさまに踊らされているだけではないかと森永
卓郎さんが日経のコラムで書かれてました。この辺り、何が正しくて
何が嘘(誰かに都合がいいように改変された情報)なのか、正直
よく分かりません。

真実はどこにあるんでしょうね?
うーん、難しい。


猪瀬直樹 道路の決着

猪瀬直樹 道路の決着

  • 作者: 猪瀬 直樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/04/05
  • メディア: 単行本



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ブラッディ・マンデイ [ドラマ]

第一話見ました。
いろんな意味で面白かったです。

なんか、ハッキングの画面に妙に
ls -la
の表示結果が多いのが気になりました。
オペレーションは何かcdが多かった気が。。。
すごいオペレーションを繰り広げながら映っている
PCの画面はずっと一緒なのも気になりました。

やっぱりハッキングはUNIXライクなCUI(コマンド・ユーザー・
インタフェース)が絵になるんですかね?
ポートスキャンの画面のとか結構雰囲気出てて良かったと
思います(実はポートスキャンの出力画面を見た事はない...)。

主人公の妹を人質にとって電力会社の変電所のアクセスパスワードを
入手し、そのパスワードである施設の電気を止めようとテロリスト達が
目論んでいたのですが、それを止めようと主人公がトラップを仕掛けて
変電所のシステムにアクセスできないようにしておいたら、テロリストが
変電所に直接乗り込んで制圧してました。「それなら最初からパスワード
入手する必要なんかないんでないかい?」と突っ込みたくなる展開
でした。
まあ、何事も不測の事態に備えてバックアッププランを用意しておく
のは大事ですよね。

さて、来週はどういう展開になるんだろう。楽しみ楽しみ。
タグ:ドラマ
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手術 [日記]

先日の左指の骨折ですが、今日病院で手術してきました。

レントゲンに写っていた関節部分の骨折は、そのまま固定しても
割れた部分が腱に引っ張られてしまう為、今のまま骨折が直っても
指はまっすぐに延びなくなってしまうそうです。
というわけで、割れた部分をワイヤーで元の骨に固定し、さらに
関節部分を固定するように骨の真ん中にワイヤーを通してくれました。

大雑把にいって、割れた部分を元の骨に固定する細いワイヤー1本、
それを補強する太いワイヤー1本、指の関節を固定する太いワイヤー
1本の3本がいま左手の薬指の先端の関節にねじ込まれています。

ワイヤーをねじ込むときに電動ドリルのうぃんうぃんうぃんっていう音が
聞こえて、麻酔でそんなに痛くなかったんですが気分的には痛かった
です[ふらふら]

PICT0001S.jpg

ちなみに、手術室に入るのは初めてで結構ドキドキでした。
手術の前に「あの赤い消毒液」のイソジンで手を洗って、
「あのシャワー」でそれを流して、「あのブラシ」で爪を洗って、
気分は医龍かコードブルーでした。
あと、手術中にぴっぴっぴっぴって自分の心音がスピーカーから
聞こえるのも何かライブな感じで良かったです[グッド(上向き矢印)]

ちなみに、そんなワイヤーが何本もねじ込まれた指は非常にい・た・い・・・・
骨がくっついたらワイヤーを抜き取るんですが、またうぃんうぃんをするかと
思うとちょっとブルー[バッド(下向き矢印)]
タグ:骨折 手術

骨折 [日記]

骨折しました。昼休みのバスケで。。。
ちょっとリバウンドで競ったときに変な風にボールを突いてしまいました。
左手薬指の先っぽの関節がきれいに割れてます。
ぶつけてすぐに爪の付け根から血が出たので打撲かなーと思ってたんですが、
次の日になったらものすごく指が腫れて来て、その次の朝外科でレントゲン↓を
とってもらったら見事に骨折でした。来週東海大学病院に手術を受けにいって
来ます。

薬指が添え木と包帯で固定されてるので、キーボードが打ちづらい[もうやだ~(悲しい顔)]

PICT0001S.jpg

ちなみにレントゲンの向こうにうっすら見えるのはカレンダーの写真(紅葉の中に佇む三重塔in京都)です。
タグ:怪我 骨折
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ジェフ千葉 vs 浦和レッズ [ジェフ千葉]

10/5にジェフvsレッズの試合をフクアリに観戦しに行きました。
オシムが代表監督になってから見に行ってなかったので、2年以上見てないのかも。
この2年の間に監督から選手までまったく別のチームになっている。。。
変わってない人って巻ぐらい??

でも、新しいジェフ強いですね。この前、テレビでグランパス戦を見ていても
思ったのですが、ディフェンスがけっこう安定してますね。
ギリギリセーフなシーンはかなり少なく、比較的ゴール手前で守れてた
と思います。オフェンスはやっぱり深井とミシュウの加入が大きいですね。
2点目の得点(TVではCMの最中だった)の深井の動きとかすごかったです。
あんなすごいシュートは滅多に見れないかも。

監督にしても選手にしても、ジェフのフロントっていい人を見つけてきますね。
感心します。これをシーズン前にやってくれてれば。。。

今回の勝利で5連勝で14位に浮上です。この勢いでシーズン終盤まで頑張れー[グッド(上向き矢印)]

下の写真は勝利に喜ぶサポーターと選手です。

たまのサッカー観戦

こちらは試合前のサポーター席。残留の垂れ幕がおっきく広げてあります。
PICT0004S.jpg
タグ:ジェフ千葉
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