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なぜあの人は仕事が速いのか [書評]

著者はとっても仕事が速そうです。本も非常に簡潔にまとめられ
読むのに2時間とかかりませんでした。ページ数から計算すると
1ページ30秒かかっていません。著者の書かれている事、とても
もっともだと思いました。特に「一日一つ何かを変える」という姿勢は
日常生活でも仕事でもとてもいい事だと思いました。

ただ、著者のかかれている事に、やや性急すぎないかなとの疑問も
湧きました。たとえば仕事について、何でも速くやればそれに越した
ことはないのでしょうが、それもさることながらいい仕事をする事がより
良いのではないかと思いました。自分も元来せっかちな方なので昔は
著者と同じ考えでしたが、年を重ねるにつれ速いだけではいけない
と思うようになってきました。なんていうか自分的には、求められて
いるものを提供するのに必要な時間を見積もり、その範囲でできる
最高もものを提供するのが本当にいい仕事ではないかなと思っています。
自分は技術者だからそう思うのかもしれません。

まあ、人それぞれなんでしょうね。こういう考え方で行動するのが
あっている人にとってはこれがベストなんじゃないかと思います。


なぜあの人は仕事が速いのか―すぐ行動したくなる56の具体例

なぜあの人は仕事が速いのか―すぐ行動したくなる56の具体例

  • 作者: 中谷 彰宏
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本



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共通テーマ:仕事

円安vs円高【‥どちらの道を選択すべきか‥】 [書評]

書かれたのが2003年なので、ちょっと情報としては古いです。
円安を主張する藤巻さんと円高を主張する宿輪さんの議論が
書かれています。円安、円高の議論でどっちがどっちだかだんだん
分からなくなってきます。でも、両者の主張で一致するのは、
2003年時点での政府の通貨政策には問題がある事、その時点
での為替水準には問題があるという点です。

2003年時点ではサブプライム問題もなかったので、アメリカの
経済政策はとても良いと書かれていますが、今となっては「?」な
ところがあります。この手の本はある程度タイムリーでないと面白く
ないかもと思いました。

あ、この本を読んではじめて知ったのですが、中国が世界の工場に
なったのは、中国政府の元安政策がすごく効果を発揮したという事実
です。改革開放前と比べて中国政府は対円での元の為替を11分の1の
元安にしたそうです。対ドルでは6分の1にしたそうです。それが効いて
日本や世界のメーカー各社は中国に積極的に工場を作る事になったん
だそうです。中国の人件費の安さは昔っからの事だと思っていたので
この事実は意外でした。


円安vs円高

円安vs円高

  • 作者: 藤巻 健史
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2003/11/14
  • メディア: 単行本



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