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亡国マンション [書評]

日本の住宅政策、特にマンションについての問題点とその解決策を
提示している本でした。

基本的に日本の建設基準法は最低限の基準しか示しておらず、それを
満たしている=いつまでも住める住宅ではないという事です。

建築基準法の元々の経緯が戦後焼け野原になった都市部にいかに安く
早く住宅を提供するかと言うところに主眼が置かれていた為なのか、比較的
あまい基準を採用しているようです。

著者のコメントは日本の住宅政策への批判へと展開し、最終的に「じゃあ、
どんなマンションに住めばいいの?」という問いへの答えは「SI(スケルトンインフィル)マンション」だ
という事でした。マンションのパーツの中で最も耐久性が低い(寿命35年)を如何に容易に交換
するようにできるかを配慮した構造になっているようです。

ちなみに、SIマンションをネットで探してみましたが、神奈川中部では中々見つかりませんでした。。。
東京や神奈川の横浜近辺では結構あるみたいですが、とてもとても手が届かない値段ですね。。。


亡国マンション The Truth of Defective Condominiums (光文社ペーパーバックス)

亡国マンション The Truth of Defective Condominiums (光文社ペーパーバックス)

  • 作者: 平松 朝彦
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/01/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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